60th Anniversary|高中同窓会は60周年を迎えました。
60th Anniversary|高中同窓会は60周年を迎えました。
関東支部情報
ごあいさつ
高中同窓会は本年(2007年)創立60周年を迎え、母校も順調な発展を遂げ、御同慶の至りであります。
関東支部は1985年(昭和60年)庄田時中校長のご指示で発足し、支部長に石川利一氏(6期)を任命し、同年11月27日第1回総会を開催致しました。本部より村田信親(3期)、中堀由美子(5期)、田島邦子(7期)、小島宗能(8期)の各位に加え、森 喜朗名誉会長の出席もあって盛会でした。第2回を2001年、第3回を2003年と開催して第4回という矢先、2005年2月藍綬褒章を受章したばかりの石川支部長が急逝しました。非常に貢献してくれた人であり、予期せぬ出来事だった為に後任支部長を決められずに今日に至っています。早く体制をたて直し、若返りの支部組織を作って、第4回の同窓会を開催したいと思っております。
高中の伝統について申し添えますと、高中の創立時の校長 梁村亀鶴氏は旧制二中の校長でしたが、旧制中学で二中だけが紫錦台中学となり、新制高校に格上げされませんでした。
梁村校長は教育者として人格・識見共に優れた方でありました。そのため高中には優れた教師が集まり教育が行われたことにより、優秀な人材が輩出し、立派な校風が作られて行きました。越境入学が多かったのも評価の高さが窺えます。教師も多くの方が高校、大学の先生に昇格されたことからしても、高中は教育の立派な環境にあったといえます。
学校の発展には同窓会の支援が不可欠です。その為には同窓生の一致団結が肝要ですが、その求心力となるのが恩師であります。同窓生は同窓会にまず出席されることが望まれます。
親が亡くなると故郷が遠くなる傾向がありますが、同窓会は恩師と同窓生の会です。旧校舎のお別れの同窓会があったとき、無雁文太郎先生の記念授業があるなど、楽しい思い出でした。高中の跡地に文化ホールが建設され、竣工のときに作家 五木寛之の記念講演があり、内容がよかったので忘れ得ぬ思いがあります。
高中は多くの人材を輩出しておりますが、総理大臣を出した中学校は全国的に見ても希少です。高中から2人目の総理大臣が出ることは今後共ないといわれていますが、2人目を出し、高中生の優秀さと伝統を維持する為に、同窓生の団結が望まれます。
高岡(町)中学校同窓会 関東支部 幹事長 金田 一平(12期)